シュレンクラインの装置図(真空/不活性ガス・バブラー・コールドトラップ)
空気や水分に弱い試薬を扱うための装置です。真空と不活性ガス(窒素・アルゴン)の 2 本のマニホールドをコックで切り替え、フラスコの中を不活性ガスに置き換えます。

図は出典の記載なしで自由に使えます(レポート・卒論・授業資料・スライド・論文の補足資料・ウェブなど。改変・商用も可)。著作権を放棄する CC0 1.0 で公開しています。「FlaskConnect で作図」と添えていただけるとうれしいです(任意)。
使う器具
- シュレンクライン(真空/不活性ガスの二重マニホールド)
- 窒素ボンベと減圧弁
- オイルバブラー
- コールドトラップ(液体窒素)
- 真空ポンプ
- シュレンクフラスコ
- セプタムとシリンジ
- ドライアイス浴(−78 °C)とマグネチックスターラー
組み方のポイント
- フラスコは「排気(減圧)→ 不活性ガスで満たす」を 3 回ほどくり返して、中の空気を置き換える。
- 不活性ガスの出口にオイルバブラーをつなぎ、泡で流量を確かめる。バブラーは空気の逆流も防ぐ。
- 減圧弁の二次圧は低めにする(0.05 MPaG 程度)。ラインの実際の圧力はバブラーの液深で決まる。上げすぎると、詰まったときにすり合わせやセプタムが外れる。
- コールドトラップは、系を減圧してから液体窒素で冷やす。空気が入ったまま冷やすと液体酸素がたまり、有機物と混ざると爆発の危険がある。
- 終えるときは、液体窒素のデュワー瓶をトラップから外してから系を常圧に戻す(冷えたまま空気を入れない)。
- 試薬はセプタム越しにシリンジで加える(不活性ガスを流しながら)。
よくある間違い
- 空気が入った状態でトラップを液体窒素で冷やす(液体酸素がたまる)。
- バブラーなしで不活性ガスを流す(圧が上がる・空気が逆流する)。
- 減圧弁の二次圧を上げすぎる。
- 排気と充填を 1 回だけで済ませる。
実際の操作は、所属機関の安全規則と指導者の指示に従ってください。
動画で見る
FlaskConnect でこの装置を組む様子(音声あり)。
この図をアプリで描く
この図は FlaskConnect で描きました。器具を選んでつなぐだけで、冷却水の配管や器具の向きまで合わせた図が数分で描けます。装置図の作図と書き出し(SVG・PNG・PowerPoint・Word・Excel)は無料です。