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多段階の反応式:プロスタグランジン F₂α の全合成(Corey, 1969)
E. J. Corey らによるプロスタグランジン F₂α の全合成(1969 年)を、17 段の反応式として描いた図です。中間体は、前の構造をコピーして書き換えて描いています。

図は出典の記載なしで自由に使えます(レポート・卒論・授業資料・スライド・論文の補足資料・ウェブなど。改変・商用も可)。著作権を放棄する CC0 1.0 で公開しています。「FlaskConnect で作図」と添えていただけるとうれしいです(任意)。
この図で使っている機能
- 構造式エディタ(描く・消しゴム・元素・環・次数)
- コピー&貼り付け(前の構造から書き換える)
- くさび・破線の立体と、二環の見取り図
- 反応矢印の上下の文字(下付き・上付き・斜体はボタンで)
- 環ツールで六員環(THP)ごと付ける
FlaskConnect での描き方
- 最初の構造を描く(環を置き、結合をクリックして二重結合に)。
- 器具タブで構造式を選んでコピー・貼り付けし、次の位置へ動かす。
- 構造式タブで書き換える。消しゴムで消す・原子からドラッグして伸ばす・元素のボタンで O や I に・結合をクリックして二重結合に・手前/奥のボタンで立体を付ける。
- 骨格が大きく変わる所(ディールス・アルダー付加体・二環性ラクトン)は描き起こす。
- 反応矢印を引き、上に試薬、下に条件をその場で書く。
- 最後に生成物へ注記((±)-PGF₂α)を付ける。
表記のポイント
- この合成はラセミ体(dl 体)で行われたので、生成物は (±)-PGF₂α と書く。くさび・破線は相対配置を表す。
- 二環性の中間体(ディールス・アルダー付加体・ケトン・ラクトン)は、見取り図の形で立体を表す。
- ヨードラクトン化では、ヨウ素とラクトンの酸素が五員環の反対側から付く(アンチ付加)。
- ⑫ の還元では 15 位のエピマーが両方できるので、分離した一方を示す。
- THP 保護では THP の側にも不斉中心ができ、ジアステレオマーの混合物になる(図では立体を示さない)。
- ウィッティヒ反応(安定化されていないイリド)でできる 5 位の二重結合はシス(Z)、⑪ のホーナー・ワズワース・エモンズ反応でできる 13 位はトランス(E)。
出典:E. J. Corey, N. M. Weinshenker, T. K. Schaaf, W. Huber, J. Am. Chem. Soc. 1969, 91, 5675–5677。図は FlaskConnect で新たに描いたもので、原著の図の複製ではありません。試薬は原著と代表的な教科書の記載に基づき、温度などの条件は一部省略しています。
動画で見る
FlaskConnect でこの図を描く様子(音声あり)。
この図をアプリで描く
この図は FlaskConnect で描きました。構造式は名前や SMILES から呼び出せて、電子対・巻矢印・反応矢印の文字(下付き・上付きはボタンで)もその場で書けます。構造式・反応式の作図は Pro(月額 ¥500・初月無料/買い切り ¥4,800)、装置図の作図と書き出しは無料です。