ディーン・スターク装置(水分定量受器)の図と組み方
エステル化やアセタール化のように水ができる平衡反応で、水を共沸で取り除きながら反応を進める装置です。たまった水の量で反応の進み具合も分かります。

図は出典の記載なしで自由に使えます(レポート・卒論・授業資料・スライド・論文の補足資料・ウェブなど。改変・商用も可)。著作権を放棄する CC0 1.0 で公開しています。「FlaskConnect で作図」と添えていただけるとうれしいです(任意)。
使う器具
- 二つ口フラスコ(丸底フラスコでも可)
- 水分定量受器(ディーン・スターク)
- ジムロート冷却器
- 温度計
- オイルバス・マグネチックスターラー・撹拌子
- 冷却水
組み方のポイント
- 溶媒は水より軽く、水と混ざらないもの(トルエン・シクロヘキサン・キシレンなど)を使う。受器の下層に水がたまり、上層の溶媒はあふれて側管からフラスコへ戻る。
- 受器は側管がフラスコとつながる向きに付ける。蒸気は側管を上がって冷却器で凝縮し、目盛り管に落ちる。
- 始める前に目盛り管を溶媒で満たしておくと、フラスコの液量が減りにくい。
- たまった水の量を理論量(生じる水の物質量 × 18 g/mol ÷ 1.0 g/mL)と比べて、反応の進み具合を判断する。水が増えなくなったら終点の目安。
- たまった水は下のコックから抜ける。
- 水より重い溶媒(クロロホルムなど)では、重い溶媒用の受器を使う。
よくある間違い
- 受器を逆向きに付ける(側管が冷却器側を向いている)。
- 水と混ざる溶媒を使い、2 層に分かれない。
- 撹拌も沸騰石もなしで還流する(突沸する)。
実際の操作は、所属機関の安全規則と指導者の指示に従ってください。
動画で見る
FlaskConnect でこの装置を組む様子(音声あり)。
この図をアプリで描く
この図は FlaskConnect で描きました。器具を選んでつなぐだけで、冷却水の配管や器具の向きまで合わせた図が数分で描けます。装置図の作図と書き出し(SVG・PNG・PowerPoint・Word・Excel)は無料です。